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清滝寺通夜堂にて(15日目の4)

In : 15日目, 修行の道場, Posted by 田原笠山 on 2008/11/02

走った。
もう限界だった。息が上がっていた。というよりも、吐きそうになっていた。痛みはなかった。

清滝寺参道にて

清滝寺参道にて


16時40分に着いた。山門からの石段は「地獄」だった。
お寺の檀家さんだろう、みかんを売っていた。そのあたりで衣装を整える。その時になって膝が震えはじめる。そこを震源地として体中が震えた。座り込みたかった。

「宿は決まってるのか」と、みかんを売っていたおじさんが聞いてきた。
「いいえ。まだ決まっていません」と答えた。
「ないのなら、通夜堂に泊まりなさい。畳を替えたばかりだから気持ち良いよ。それに二部屋あるから」とすすめてくれた。ありがたかった。

「はい、ありがとうございます。納経してきます」と、本堂へ向かった。本堂、大師堂と納経をして、おじさんのところへ戻ってきた。そして「今夜はお世話になろうと思います。ありがとうございます」と言った。

「食べるものはあるのかい」
「はい、もっています」
「じゃあ、納経所に行って、そう言うといいよ」と教えてくれた。

納経所に行って通夜堂に泊めていただくようにお願いした。住職に快諾していただき、通夜堂に向かった。おじさんが待っていて、部屋まで案内してくれた。そして少し話して帰って行った。

ボクは部屋に上がって身体を横たえた。筋肉や関節が弛緩すると、痛みが襲ってきた。足、豆の部分もだけれど、膝がとても痛かった。それでも、その痛みは今走ってきたからだろうと考えていた。ザックからインドメタシン軟膏を出して塗った。

しばらくして若いお坊さんが掃除にやってきた。きっと住職の息子さんだろうと思うのだけれど。室戸までのことや、高知市内から竹林寺、そこから清滝寺までの道や、この先のことなどを話した。

なんだか久しぶりに会話したという感じがした。すっかり外は暗くなっていた。お坊さんは「それでは、おやすみなさい」と言って、通夜堂を後にした。ボクはローソンで買った夕食を食べた。白大福、その甘さが哀しかった。心の琴線は、状況によっては、ありふれたもので、かき鳴らされる。

少し離れたトイレに行った。土佐市の夜景が綺麗だった。足腰が異常に痛んだ。それでも一晩たてば、と思っていた。通夜堂は静かだった。身体を拭いた。少し冷えてきていた。寝袋にもぐり込んだ。布団があったのでその上に寝袋を広げた。電灯を消した。

自分のものではない身体が横たわっている、そんな感じがしていた。あっという間に、眠りに落ちていた。

清滝寺から土佐市内

清滝寺から土佐市内

*土佐電鉄高知駅前~清滝寺
*清滝寺通夜堂泊

(出費)
・サンクス高知五台山店
手巻きおにぎりカツオ 115円
日清シーフードヌードル 158円
ニッスイジャンボソーセージ 113円
ゲンコツむすび 250円
(小計 636円)

・ローソン高知仁井田店
マルハビックソーセージ 113円
スニッカーズ 120円
(小計 233円)

ローソン土佐高岡バイパス店
白大福 84円
直巻きツナマヨネーズ 110円
直巻き赤飯 120円
おにぎり辛子高菜 110円
まるごとソーセージ 121円
カロリーメイト 210円
(小計 755円)

・自販機
缶コーヒー 120円
スポーツドリンク2 300円

合計 2044円