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須の川、アヒルの宿(27日目の3)

In : 27日目, 菩提の道場, Posted by 田原笠山 on 2008/11/14

トンネルを抜けると…夕陽は豊後水道にすっかり沈んでしまっていた。残光は雲を照らす、というかその雲の中に逃げ込んでいてそこで燃えているような風景だった。秋の夕暮れは朱が強く滲む。それも湿度が高い日には特に色を深くする。

夕陽の沈むと夜が始まる

夕陽の沈むと雲が燃える、その焼跡から夜が生まれる


17時、須の川着、そのままゆらり内海へ向かう。入湯料400円、シャンプー、ボディーソープ付き、そして塩風呂だった。塩風呂は身体を引締めるように感じた。4日前に津呂の善根宿で入って以来の風呂。湯船に浸かっていると眠くなる。30分ほどで切り上げてそのまま施設内のレストランへ行った。

ゆらりレストランのカウンターに座って「鯛のみぞれ揚げ定食」を注文した。「ビールもください」と言いそうになった。別にかまわないだろうけれど、四国にいる間は一滴も飲まなかった。禁酒していたということではなくて、飲まなくても良かった、あるいは飲めなかったのだけれど。野宿していると緊張を解くのが怖くなる。朝のようにムカデの這う気配で起きるぐらいがちょうどいいのかもしれない。

ゆらり内海を出たボクは、道路を挟んで向かい側に広がる須の川公園に向かった。ヘッドライトの灯りでねぐらを物色した。結局淡水池のそばにテントを張った。東屋に野宿とも考えたのだけれど、広すぎる小屋はなんだか怖さを感じていた。そのときはそう感じた。15デニールというとても薄い生地のテント(シェルターなんだけれど)でも、囲まれているということはそれだけで安心だった。

池のそばに白いものがいっぱい並んでいた。アヒルだった。そこはアヒルのねぐらでもあった。動物たちのねぐらということは、ボクにも安全だということだと思った。いや、彼らは有事には池に逃げ込むことが出来るから水辺ならどこでも安全なのかもしれない。ボクもその時は池に飛び込むか、なんて考えながら、マットに空気を入れ、寝袋を拡げ、そしてもぐり込んだ。そしてアヒルたちを見ていた。熟睡は出来ないけれど、すぐに眠りには入ることができた。何度も起こされたとしても。

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十六夜の月

十六夜の月

*宿毛市野地宿毛珊瑚センター~愛南町須の川
*須の川公園泊

(出費)
・フレッショ一本松
のり巻き 300円
あんぱん 115円
卵焼き 147円
(小計 562円)

・スパー御荘店
パン 120円
カロリーメイト 208円
チーズ入りかまぼこ4本入り 108円
(小計 436円)

・Joyfull愛媛御荘店
ミックスグリルランチ 499円
ドリンクバー 200円
(小計 699円)

・ゆらり内海
入湯料 400円
鯛のみぞれ揚定食 830円
(小計 1230円)

・自動販売機
缶コーヒー×2 240円
スポーツドリンク 100円
お茶 150円
(小計 490円)

(合計 3417円)