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装備と携行品

In : 装備と携行品, Posted by 田原笠山 on 2008/10/29

何回かに分けて今回の旅の装備を紹介、そして説明しようと思います。10月下旬から12月上旬という日程でしたので、冬装備でした。分かるものについては重量も記入します)

装備と携行品

(1)文庫

(2)地図
(へんろみち保存協力会編「四国遍路ひとり歩き同業二人[地図編]」)

(3)ザック
カリマーリッジ40リットル (1650グラム)

(4)シェルター
モンベル・U.L.ドームシェルター

(5)シェルターポール
(4の本体と合わせて780グラム)

(6)シュラフ
モンベル・U.L.アルパイン ダウンハガー#3(600グラム)

(7)マット
モンベル・U.L.コンフォートシステムパッド90(305グラム)

(8)ダウンジャケット
TNF・Aconcagua Jacket(290グラム)

(9)ジャケット
TFN・Dot Shot Jacket(340グラム)

(10)フリース
TFN・Micromattique Select Jacket(280グラム)

(11)替パンツ
patagonia・トラバースパンツ(261グラム)

(12)レインパンツ
モンベル・ストームクルーザー(210グラム)

(13)グラウンドシート
モンベル・ステラリッジ 1 グラウンドシート(225グラム)

(14)細引き(5メートル)

(15)ザックカバー
カリマー・レインカバー

(16)シュラフカバー
ポルカテックス スリーピングバッグカバー(250グラム)

(17)カメラ ウェストポーチ
ニコンD50+AF NIKKOR50mm F1.4

(18)薬品類

(19)充電器、電池などの小物類

(20)着替
(トランクス2、靴下2、Tシャツ2、長袖シャツ1、バラクラバ、手袋、タイツ、洗面道具)

これで8キロほどです。ただカメラはウェストポーチの中に入れてましたので、ザックの重量としては7キロほどで、それプラス山谷袋とその中身の重量2キロ強、そして食料や水が加わりますので、だいたい10キロ~11キロを背負っていたと思います。

細かい物については改めてエントリーします。
(1)~(20)までの装備とは別にTシャツ、トランクス、トレッキングパンツ、靴下、靴という常時着用しているものが加わります。

Tシャツについては、1枚は綿製、スペアは速乾製生地、トランクスはユニクロのドライ製品(綿混のものよりも、化学繊維だけのもののほうが良いと思います)でしたが、結局3枚持っていたのですが、須崎で一枚、雲辺寺への登り坂で一枚、合計2枚紛失してしまい、それからは1枚だけで過ごしました。

失った理由は、洗濯後手に持って乾燥させていたのですが、買い物をした時と、急な上り坂だった時に、ザックのポケットに引っかけていて落としたのです。それからは洗うのが夜の場合は朝まで干して生乾きではいていましたし、昼の場合はノーパンで歩いて、次の朝にはくということをしていました。

特に上記の装備で問題はなかったのですが、久万高原で雪が降ったときにはさすがに足下が冷えたので、それからは使い捨てカイロを常時持参していました。

やはり軽くて速乾性のあるものを選んだほうが楽だと思います。ウェアはまた書きますが、撥水性のあるトレッキングパンツでしたので、レインパンツをはく機会はあまりありませんでした。少しぐらいの雨ならそのままでした。

それと白衣を着るので、Tシャツに白衣、あるいはTシャツ、フリース、白衣、というパターンがほとんどでした。

靴下は3パターン持って行ったのですが、厚手のものを2着で良いと思います。同じタイプのほうが良いかもしれませんね。靴と靴下というのが重要なのかもしれません。ボクの場合はモンベル・GORE-TEX メドーウォーカーというのを使用しました。GORE-TEXのものは雨の日でも中が濡れないし、川を渡るところが何カ所かあるので、その時にそのまま歩いて行けるという利点もあります。

またそのあたりの細かいことも書いていきたいと思います。



文明の速さとか弱さとかを考えた長い1日は内妻海岸で終わった(8日目の4)

In : 8日目, 発心の地, Posted by 田原笠山 on 2008/10/26

少し後悔していた。
日和佐のどさんこラーメンを15時過ぎに出たボクは、次の24番札所最御崎寺に向かった。向かったと言っても、約80キロメートル先、歩いて2泊3日の道のりだった。「車で1時間30分」、それが人類が抗いきれない文明の力だった。その力の差、そこが欲望となる、そして希求する。
へんろセンターの看板

国道55号線を歩いていた。国道を少し外れてJR牟岐線やまがわち駅に寄った。駅泊も頭の隅にあったしトイレにも行きたかった。駅舎はなくて、そのままホームにトイレがあった。そしてボクはホームのベンチに座った。「ここじゃ泊まれないか」と独りごちた。夜はそこまでやって来ていた。

歩いていた。駅から国道に戻って、先を急いだ。急いでいたのだけれど、どこへ行くかは決まっていなかった。1時間ほど歩いてコインスナックがあった。そこも寝場所には適してなかった。もう18時を過ぎていた。少し休憩した。

その先を左折してJRへがわ駅に向かった。分かりにくい位置にその駅はあった。少し迷った。街頭の少ない地域だった。暗闇がボクを疲れさせた。気分が滅入った。駅にはなんとか辿り着いたのだけれど、そこも待合室のない駅だったし、あたりに眠れるような場所もなかった。

ボクは来た道を戻って国道に出た。そして歩いた。歩くことしか出来なかった。国道沿いの空き地に眠ろうかと考えたのだけれど、お昼過ぎまで降り続いていた雨が場所を限定していた。

牟岐駅に着いたのは19時30分だった。待合室のある眠れそうな駅だった。ボクはそこで荷物を下ろしてサンクス日和佐店で買った鳥飯むすび3個入りとおにぎり鮭しょうゆ、ピーナッツチョコを食べた。釘打ヘンロ小屋を出発して12時間が過ぎていた。雨の後の少し湿った空気が夜に冷やされて更に重くなりまとわりついていた。それはボクにとって、とても嫌な感じだった。そこでは落ち着けなくなっていた。

人と場所の関係は、人と人のそれよりも難しい。そう思う。

20時40分、牟岐駅出発。ボクはヘッドライトを左手に持ち、金剛杖を右手に持って歩いていた。金剛杖が、邪魔だった。菅笠も、夜には不要のものになった。

海岸が見えた、というか、海岸線を歩いていた。内妻大橋の下の海岸に降りた。そして座った。もう歩く気力はなかった。テントを張ることも迷ったのだけれど、なんとかそれはやってのけた。やってのけたのだけれど、テントに穴を開けてしまった。軽量と引き替えに使われていた15デニールという薄い生地のキャノピーは、破れやすいという弱さがあった。その弱さも文明だった。考えられないような薄さ、僅か800グラムという自立式シェルターだった。

ボクはテントを設営すると、ザックからシュラフを引っ張り出した。マットに空気を入れて膨らまし、シュラフの下に敷いた。もぐり込み、そして、そのまま寝た。やっと1日が終わった。

内妻海岸にて
内妻海岸にて

*ヘンロ小屋釘打~内妻海岸
*内妻大橋下の海岸泊

(出費)
・サンクス日和佐店
ランチパック ツナマヨネーズ 163円
イナバ バターピーナッツ 105円
ピーナッツチョコ 105円
ニッスイ ジャンボソーセージ 113円
おにぎり 鮭しょうゆ 126円
鳥めしむすび3個入り 190円
カロリーメイト 210円
ウェットティッシュ 135円
(小計 1147円)

・どさんこラーメン日和佐店
カルビ丼セット 650円

・自動販売機
缶コーヒー2本 240円
スポーツドリンク 150円

合計 2187円