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白藤大師、通夜堂にて(38日目の3)

In : 38日目, 涅槃の道場, Posted by 田原笠山 on 2008/11/25

白藤大師の通夜堂に荷物を下ろすと、少し横になった。畳の上に身体を預けるのは久しぶりのことだった。何日ぶりだろうかと思い出していた。「清滝寺の通夜堂、津呂の遍路小屋の一畳ベッドが最後か」と呟いた。15日ぶりということを日記で確認した。日本にいて畳が懐かしくなるとは思ってもいなかった。

前にも書いたのだけれど、海外に行かなくても文明との断絶は可能で、「豊かさ」という多くの旅行者が感じる日本との差異やそれによるカルチャーショックなんてものは、四国でも可能だ。自分を探すためだけのことならば、なにも距離だけを問題にする必要は無い。時間や空間というのは、距離に比例するものでもないからだ。それがtravelでありtripなのだから。

香川には平野に起伏した綺麗な山容の山が多い

香川には平野に起伏した綺麗な山容の山が多い。岩鍋池あたりから。

その通夜堂の横は墓地だった。当たり前のことなのだけれど、そのことは気にならなくなる。17時30分、夜がボクの存在を希釈する。もう誰もここには来ないだろうと思った。個室となった通夜堂で夕食を摂った。カロリーメイトと近くの自動販売機で買ったホットレモネードがその夜のメニューだった。

結局この日は買い物をすることもなく、昨日買った食料だけで過ごした。境目トンネルを出たところに水車という食堂とコンビニのような商店があったのだけれど、佐野にあるだろうと思って食べなかったし買わなかった。ただ佐野ではみかんを頂いて、それがずいぶんと効いているように感じていた。

朝(スニッカーズ)8時30分(カロリーメイト、ジャンボソーセージ)12時(みかん2個)14時30分(チョコッチップパン)そして、夕食のカロリーメイトが1日の食事だった。

18時を過ぎたところで、通夜堂のマットの上に寝袋を広げて、その中に入った。そして遍路ノートを読み始めた。「大喜多うどん、福田かなくまうどん」というお勧めのうどん屋をチェックした。そして「琴弾回廊の風呂、瀬戸大橋健康村、簡保坂出」という温泉施設も日記にメモした。その簡保坂出は八十一番札所の近くだった。八十番という数字に終わりを感じていた。

いよいよ終盤、涅槃の朝

いよいよ終盤、涅槃の朝。大興寺にて

四国中央市柱尾戸川公園~観音寺市粟井町白藤大師堂
白藤大師通夜堂泊

(出費)
・自動販売機
缶コーヒー×3 360円
ホットレモネード 130円

(合計 490円)