八十番国分寺、雨の野宿(40日目の3)

In : 40日目, 涅槃の道場, Posted by 田原笠山 on 2008/11/27

雨の中を八十番札所国分寺に着いたのは16時20分だった。山門をくぐり境内に入ると、雨は小降りになった。そして止んだ。その夜は降り続けた雨なのだけれど、ボクが国分寺にいる時と国分駅に行ってしばらくの間、1時間ほど止んでいた。

千体水子地蔵 生まれてこなければ苦しまずにすむかもしれない、と思っている。

千体水子地蔵 生まれてこなければ苦しまずにすむかもしれない、と思っている。

国分寺はその名のとおり、「聖武天皇が天平13年(741年)に発した国分寺建立の詔により、日本各地に建立された国分寺の1つ」(Wikipediaより)である。四国には1000年を越す歴史がすっぽりと残っている。そしてそれを取り囲むように現在文明が開けている。

遍路の道とは実際の道路を歩くだけではなくて、そういう歴史や精神世界の空間と空間を歩くことなのだろうと思った。いや、それが遍路なのだろうと。だとすると、本質的なところは、歴史を忠実にトレースすることなのではないかと考えた。今もなお逆打ちをして弘法大師空海に逢うことを試みる遍路や、古の遍路道を残そうとしているへんろみち保存会の方たちの思いも、空間と空間の旅、それは時間というものに制約されないという、精神的なもの、宗教の姿なのだろうと考えたりした。

16時50分、国分寺発。17時JR予讃線国分駅着。しばらくベンチで座っていた。夕方の通勤通学客で少しだけ賑わっていた。駅のベンチは最近よくある肘掛で仕切られているタイプだった。肘掛の目的よりも、そのベンチで眠られないようにしたのだろうと、思っていた。

18時になって、雨が少し強く振り出した。どうしようもなかった。男性が隣に座って、話をしてくれた。「もうあと数日なのでお気をつけて」と励ましていただいた。そして「寝るのなら、そこの自転車置き場のほうが良いかもしれませんよ」と教えてくれた。そして「これでコーヒーでも」と500円頂いた。

男性はそのままホームに行った。ボクは、手を合わせて男性に頭を下げた。少し涙ぐんだ。夜になり冷え込んでいた。ボクは自転車置き場に行った。そして一番端にマットを敷いて座った。

ローソンで買ったおにぎり3個と昨日のバナナを食べた。電車が着くと何人かが自転車置き場に来た。ボクがいることが分かると少し驚く人もいた。多分、逆だったら、かなり驚くだろうと思った。薄暗い小屋の片隅に男が座っているのだから。

寒くなったので寝袋を出してもぐり込んだ。カイロをふたつ足元に入れた。しばらくしたら眠っていた。そして電車が着くと目がさめた。何度か繰り返しながら、時間が流れていった。

屋根のあることの幸せ

屋根のあることの幸せ

善通寺市善通寺グランドホテル~高松市国分寺町JR国分駅
国分駅自転車置場泊

(出費)
・手打ちうどんつづみ
ぶっかけうどん大盛り 310円

・ローソン坂出加茂店
スパイシーデカウマソーセージ 113円
カロリーメイト 105円
チョコチップスナック(8) 179円
おにぎりシーチキンマヨネーズ 105円
おにぎり日高昆布 110円
おにぎりかつお 105円
(小計 717円)

・自動販売機
缶コーヒー×2 240円
ミルクティー1 120円

(合計 1387円)

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