転がされずに焼山寺(3日目の1)

In : 3日目, 発心の地, Posted by 田原笠山 on 2008/10/21

まだ3日目。その3日間が特に長く感じた。慣れていないということもあったのかもしれない。余裕もなかったのかもしれない。ただ歩くことだけがボクの全てになっていたし、相変わらず慌しい風景との関係をなんとかシャッターを押すということで保っていた。そのことがなければ、ボクは漫然として点と点を繋ぐという巡礼になっていた、と思う。

まだ3日目。3日前までのハイカロリーの食事が胃や腸、そして血液、筋肉、細胞組織の中に、その栄養素をたっぷりと残していた。ボクはその貯金で動いているようでもあった。

そういう意味では「へんろ転がし」と言われる焼山寺への山越えは、ボクにとってはそれほど「転が」されるほどのものでもなかった。山登りをしたことのない人にとっては、あの3つの山越え、それも急登の高低差はキツイと思うけれど、それでも頂上があり下りがあり、先が見えるということは、精神的には「楽」なのかもしれない。それよりはその後に待ち受けていた札所と札所の長い距離や、膝を痛めた後の足摺までの行程のほうが「転がし」だったし「地獄」だった。

その日の行程は

06:10 へんろ小屋発
07:00 藤井寺着 朝食(おにぎに)
07:30 藤井寺発
10:30 柳水庵着 昼食(柿の種、スニッカーズ)
11:10 柳水庵発
12:00 一本杉庵着
12:15 一本杉庵発
14:10 焼山寺着
14:40 焼山寺発
15:10 杖杉庵着

そしてサンクス神山町店に17:00前に着いた。

転がされなかったのだけれど、やはりあの急登は疲れた。藤井寺から長戸庵、柳水庵への登り、そして最後あたり、は、転がされそうになったのだけれど、やはりまだ3日目、体力は残っていた。残っていたのだけれど、そこで使い果たしたのかもしれない。サンクス神山町店から道の駅までの道程で足は「足はこれまでで一番、たぶん一生で一番痛かった」と日記に書いているほど、痛かった。

サンクス神山町店でボクは夕陽を見ていた。ねぐら探しがまだ残っていたのだけれど。

柳水庵から浄蓮庵への途中で

柳水庵から浄蓮庵への途中で

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