気ままな野宿旅(7日の4)

In : 7日目, 発心の地, Posted by 田原笠山 on 2008/10/25

民宿などの宿泊施設を利用して歩き遍路をすることの難しさは、宿を予約するタイミングや計画が立てられないということにあると思う。早めに予約したほうが確実に部屋は取れるだろうが、当日の天候や体調、あるいは山道になると思った以上に時間がかかったりなどの予期せぬことが起きると、その日にチェックイン出来るかも難しくなる。

当日予約する人、それも午後からのほうが無駄なく距離を歩けて、そして時間も節約できるのだろうけれど、満室だったり、あるいは休業中、中には廃業してしまっている施設もあったりで、かなり遠くまで歩かなければならなくなったりする。

特に遍路シーズンの春には難しくなるのだろうと思う。その点、野宿遍路は楽なのかもしれない。予約したりする手間もなければ、時間というものを気にしなくてもいいのだから。ただ、宿に辿り着かなくて良いというだけで、野宿する場所がなかったりで、暗くなってもねぐらを探せなくて彷徨い歩くという場合もあるのだけれど。

安心して眠れるということと、食事や入浴ができる、なんてことを考えると、そういったこともそれほど苦労だとは感じないのかもしれない。ボクもホテルや民宿に泊まる日は、気持ちが楽になったし、身体も軽くなったように感じた。旅のスタイルでそれぞれ苦労があるのだろうと考えている。

195号線を歩いていた。道の駅わじきでKさんと再会。と言ってもまだ1時間ほどしか経っていなかったのだけれど。Kさんはちょうど電話をしていた。その夜の宿がないようだった。平等寺近くには民宿が一軒だけしかなくて、そこに泊まれないということだった。ボクは休憩をしないでそのまま道の駅を後にした。 Kさんは休憩をしていた。そして「どうするかなあ」と言っていた。

それから大根峠を越して、車道に出たところでボクが休憩しているとKさんがやって来た。ボクはそのこと(宿のこと)には触れなかった。そのほうが良いと思ったからだ。Kさんは「先に行ってるよ」とそのままボクの前を通り過ぎた。

平等寺にて
経済と救済、厄払い。
(平等寺にて)

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