遍路宿

In : 四国遍路について, 結願後, Posted by 田原笠山 on 2009/07/06

眠るということが難しい。
それも遍路なのだろう。眠る場所をどれほど探しただろうか。日が落ちても探し歩いて結局22時になったこともあった。そうなると6時から歩き始めたとして16時間も行動するということになる。歩き遍路にとって、夕暮れは地獄にもなる。

民宿やホテルを利用しての遍路にとっても、週末やシーズン中は予約が取れなかったり、取れたとしてもその日の予定歩行距離よりも長く歩かなければならなかったり、あるいは結局なかったり、とにもかくにも眠ることが難しい。歩くことよりも難しく感じた。テントを持っていたとしてもそれは付きまとった。人はどこにでも寝れるものではない。場所の相性みたいなものもある、と思う。

予定通りにゆかないのも歩き遍路ですから、数日先の予約さえも難しくなる。となると、前日、当日という予約になってくる。「満室」という言葉が心も身体も疲弊させる。

岡山発マリンライナー高松行き車内から見た四国の風景

岡山発マリンライナー高松行き車内から

という苦労を誰もがするのでしょうね。へんろ道保存協会の遍路地図にも「四国霊場と宿泊施設一覧表」というのが巻末に付いていますし、その地図にも宿の位置が明示されていて、その宿探しのためのほうが地図を使用する頻度が高いのではないかと思ったことがあります。札所までは道標などがあって、オートマティカルに運んでくれるような場所もありますし。

場所だけではなくて、宿泊代や設備なんてことも気になるところなのでしょう。そのような煩雑さが野宿する人たちにはないですから、楽でもあると思います。それに金銭的な負担もあって、宿に泊まっての遍路は誰でもができるというものではないと思います。それもまた苦労なのだろうと思います。

遍路宿情報ネットワークというのがあって「宿一覧」というのを発行しています。ボクは宇和島で頂いたのですが、ネット上に情報が公開されていて、サイトのある宿泊施設へのリンクしているようです。

過多になりすぎると取捨選択が難しくなり、少なすぎるとまた困難になるのが、宿情報なのでしょうが、この遍路宿情報はお手ごろ価格の施設を中心に66施設(高野山YHを含む)なので、選びやすいかもしれないですね。各地のユースホステルも掲載しているし(というか、主催者がYHの方なので、ユースホステルを中心に掲載しているということなのかな)、素泊りや相部屋の料金もきちんと記されていますから、「たまにホテル」というスタイルの遍路にも優しい一覧表になっているように思います。

毎日豪勢な料理というよりも、安らかに眠れる場所というのが必要なのだろうと思います。食べ過ぎると歩くのにも負担になりますし、体重増はそのまま膝への負担になりますから、少し痩せるぐらいの食事がいいのかもしれないですね。ボクはかなり痩せて体脂肪率9%になりましたけれど、そうなるとまた身体に負担になるでしょうが。

その遍路宿一覧はこちらです。
☆ 遍路宿情報ネットワーク ~ 宿坊・ユースホステル・民宿・旅館・ホテル・ペンション・国民宿舎 ~

雨の日は納経するのも濡れながらだったりでしょうね。ボクは止むのを待っていたりしましたけれど、梅雨時期はそんなことも言ってられないのだろうと思っています。お気をつけて。

遍路宿情報ネットワーク 宿一覧

遍路宿情報ネットワーク 宿一覧


ちなみに「民宿 観梅苑」「旅人の宿 道しるべ」「民宿 寿食堂」「さくら旅館」…と、一番札所付近の宿泊所から順に掲載されています。

10 comments for this entry:
    10 Responses to "遍路宿"
  1. #1 ワイワイ

    はじめまして。去年辺りから遍路旅に出たいと思ってます。仕事、家計を考えると、かなり厳しいのですが。家族、会社で、何故行くのと聞かれても、明確な答えがでない。歩き遍路とは、内観の世界でしょうか?

  2. #2 田原笠山

    ワイワイさん、こんばんは。

    やはりまわれる時期みたいなものがあるのかもしれませんね。呼ばれるというか、そんな感じの。ボクの場合は失業中だったもので。

    内観、そうですね、ボクの場合は内省ばかりのようでもありました。そうであったとしても、日々刻々前を向いて歩かなければならないのですが。

    何故行ったのか、という問いにも、答えられないでいたりしまます。未だに失業中は変わりないですし。何も変わってはいません。

    ただひとつだけ、この先、どうにかなりそうにも思ったりしています。その思いはよくないのですが。

  3. #3 ワイワイ

    こんにちは。千里の道も一歩から、歩かないと進みませんからね。九月のシルバーウィークに区切り打ちに出る許可を頂けました、全泊野宿ですが。装備も参考にさせて頂いてます。この先、何とかなる、と言う気持ちはポジティブで良い考え方と思います。就職頑張って下さい。

  4. #4 田原笠山

    ワイワイさん、こんにちは。
    そうですか。よかったですね。区切りのほうが、考える余裕なんてものがあって遍路と深く向き合えるかもしれませんね。

    交通費は必要ですが。

    また準備のことやご様子なんてのを教えていただければと思っています。

    ありがとうございます。

  5. #5 ワイワイ

    こんばんは。暑いですね、如何お過ごしでしょうか?昨日、家の近くの国分寺の住職と遍路の事などを一時間位お話しました。住職は僧侶の姿で歩かれたそうです。歩いてる時は貴方と同じ思いだったみたいでした、瞑想しながら歩けた時間は少なかったと。やはり厳しい道のりなんですね。わらじと僧侶の着物では、装備の参考にはなりませんと言うより、無理だから。毎日、10キロ歩いて通勤してます。高低差三百メーター有ります。若いころ、四十キロのはいのうと小銃、諸々の装備を付けて、三夜四日の行軍を飯も無く水も無くやらせらました。今は、もうそんな体力無いですが。

  6. #6 田原笠山

    ワイワイさん、こんにちは。
    今日も暑かったですね。ボクは相変わらず引きこもりでしたが…。

    わらじだと、数倍厳しいかもしれないですね。今は靴や衣類、食料なんてものも身体に優しく便利になっていますから、昔に比べると楽になったのでしょうね。

    10キロ歩いてですか。そのほうが遍路より厳しいかもしれません。歩いて仕事してですし…。

    軍隊じゃなくて、自衛隊の訓練でしょうか?あれは厳しいらしいですね。

    遍路で歩いていると、歩き方にも迷ったりして、歩き方を考えたりで、やっぱり瞑想なんで無理でした。歩くのが難しいと感じましたし。

  7. #7 ワイワイ

    こんばんは。暑かったですね。住職は四年前の歩き遍路です。陸上自衛隊のレンジャー訓練の時の思い出です。八十年代前半の頃です。私もトヨタの関連会社で期間工で働いてました。失業も経験しましたし、未だに谷あり山ありの波乱な人生を楽しんでます。まだ、四十代です。住職からプロ?遍路の事も聞きました。本末転倒の部分も少なからず有るとの意見でした。遍路での人との出会いは本当に一期一会ですね。どんな人に出会えるか楽しみです。気持ちは遍路中です。半数以上脱落する歩き遍路を結願された貴方に敬意を持って、ブログを読ませて頂いてます。更新を楽しみしてます。

  8. #8 田原笠山

    ワイワイさん、こんばんは。
    ああ、そうでしたか。実は知人がレンジャーだったもので、話を聞いたことがあります。北海道の部隊だったのですけれど。同じよう時期ですね。

    それに期間工だったのですか。トヨタ本体だと自衛隊の人は社員になれるようなことを聞いたこともありましたが。

    プロの人たちは、そうですねえ。神山で始めてプロという人に会って、その時に嫌な思いをしましたから。その後も会う人の多くが遍路というよりもプロ旅師というか…。ま、それも楽しみのひとつでしょうけれど。

    そうですね、ボクももう少しゆっくり歩ければ出会いも多かったかもしれないと思っています。

    ありがとうございます。

  9. #9 URL

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  10. #10 no skirts or dresses should be worn as this could cause an e

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